異種遷移金属組成(Ni2+-Mn3+等)層状複水酸化物(LDH)ナノシートを合成し、反対電荷をもつ酸化グラフェン(GO)または還元型酸化グラフェン(rGO)と直接混合して、自己組織化的に超格子構造を形成できることを明らかにした。超格子構造を有する複合材料を電極触媒として水の電気分解による酸素発生反応を考察した。酸化グラフェンは触媒活性を殆ど示さなかったのに対し、遷移金属LDHナノシートは酸素発生を高効率的に促進することが明らかになった。特に、組成及び構造を最適化したLDH/rGO複合材料は過電圧が約0.26 V、Tafel勾配が約46 mV/decadeに達する優れた触媒性能が得られた。
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