研究成果の概要 |
本研究では、オリビン系高電位正極材料リン (LiMPO4 , M=Co, Ni))に注目し、噴霧熱分解法とボールミル粉砕法を組み合わせた合成法により、LiMPO4と炭素のナノ複合体材料の合成を試みた。その結果、LiCoPO4/Cナノ構造・ナノ複合体正極は、理論容量量の約80%の放電容量を示した。これに対してLiNiPO4/Cナノ構造・ナノ複合体正極では、約10 mAh g-1の放電容量しか得られなかった。そこで、正極にLiCoPO4/Cナノ構造・ナノ複合体、固体電解質にLi1+x+yAlx(Ti,Ge)2-xSiyP3-yO12、負極に金属リチウムを用いた全固体電池を作製し、その評価を行った。
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