UVレーザと光学系を組み合わせて、高精度な角度可変照射システムを構築した。水面上に展開した粒径500 nmのポリスチレン粒子にUVレーザを60秒間照射すると約50 nmの球状の空孔が生成した。空孔は照射時間とともに上に向かって成長し楕円形となりポリスチレン粒子を貫通することを明らかとした。またUV光の照射角度によって空孔形成位置を粒子の中央部から周辺部に精密に調整できることや照射方位角によって空孔数が制御できることを証明した。さらに、紫外ランプと比較したところ、UVレーザの方が空孔のサイズと形成位置は均一であり、精密な空孔形成に適していることが示唆された。
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