研究課題
挑戦的萌芽研究
酵素によるバイオ発電によって表皮細胞の遊走が制御できることを示し,この仕組みを皮膚パッチに搭載した。培養液や組織液に含まれる糖分と大気中の酸素を利用して,表皮細胞の遊走促進に適した電流(イオン流)を発生させるためには,酵素電極の性能向上に加えて,パッチ構造の最適化が必要である。本研究では,伸縮性を有する酵素電極を世界で初めて実現し,培養した表皮細胞の遊走に対する電流印加の効果を詳細に調べ,バイオ発電パッチの構造設計を行うことで,創傷治癒効果を確認することが出来た。
バイオ電気化学