波長160nm以下の高いエネルギーを有する真空紫外光によって改質した表面をコンタクトすることにより,PDMS,COP,PMMA,PCといった,一般的な光学プラスチックを相互に接合する手法の実証を行い,いくつかの同種・異種の組み合わせでの接着の実証に成功した。 さらに,FTIRやTOF-SIMSなどの表面分析から接合のメカニズム解明に取り組み,真空紫外光照射により表面にOH基が導入されることから,表面のOH基が接合に重要な役割を果たしていることが判明した。 光接合のデザインルールの確立に取り組む。以上の研究を通じて,真空紫外光による光接 着法という新たな学術領域の創成を目指す。
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