研究課題
挑戦的萌芽研究
がん治療における新しいDDSキャリアの開発に成功した.そのキャリアナノ粒子は,Fe3O4をコアとし,多孔のSiO2をシェルとするコア-シェル構造を有する.Fe3O4は磁性をもつため,交流磁場印加により発熱するハイパーサーミア効果を有し,体内深部のがんまで適用可能である.SiO2は抗がん剤を担持する機能を有する.さらに,このナノ粒子表面に,tLyP-1ペプチドを修飾し,正常細胞には集積せず,がん細胞のみに集積し,機能を発揮するキャリアナノ粒子の開発に成功した.
生体工学