生体組織の偏光特性、血流分布、機械特性の三次元計測が可能な「Jones matrix optical coherence elastography」システムの開発に成功した。この装置は、横方向分解能20-30 um 程度、深さ分解能 7 um 程度で上記の生体特性の三次元計測を行う。 この装置を用いて、鶏皮膚および豚眼強膜の光学・機械特性の調査を行った。鶏皮膚では皮膚上層(表皮)と真皮で機械特性、複屈折特性が異なることが可視化された。また、豚眼計測からは、従来一層構造と思われていた真皮に複屈折がアバタ上のパターンを示す層と、全体的に強複屈折となる層があることが示された。
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