研究課題
挑戦的萌芽研究
非偏光変調方式において、非平衡二波長光源を用いたシステムによる感度向上に取り組んだ。2つのLO光のパワー比をおよそ10とした時、得られた信号振幅は3倍となったが、同時に雑音レベルも1.5倍となった。その結果、検出光電流を一定としても、非平衡二波長光源を用いることで6 dBの感度向上が実現された。従来方式である偏光変調方式では電気光学効果の大きなEO結晶を用いることでしか感度向上を図ることができなかったが、本研究により提案された新たな感度向上法が実証され、合計16 dBの感度向上を実現した。
ミリ波フォトニクス、テラヘルツ波フォトニクス