研究課題/領域番号 |
15K13386
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
安原 亮 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 助教 (30394290)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 磁気光学効果 / ファラデー効果 / 光アイソレータ / セラミック材料 / 磁性フォトニック構造 |
研究実績の概要 |
代表的な磁気光学効果であるファラデー効果を利用して光の逆進を防止する光アイソレーターは、基本光学素子の一つである。特に、ファイバーを用いた光学系では、アイソレーターの設置が欠かせない。これは戻り光が、低損失で上流側へと伝搬して、光学ノイズや光学素子にレーザー損傷を与える原因となるためである。高性能な光アイソレーター等の磁気い光学媒質を実現するため、本申請では、磁性フォトニック構造ファイバーによる、磁気光学効果増大と光波制御の実証を目標とする。具体的にはファイバー及びセラミックによる磁性フォトニック構造を構築し、その磁気光学効果を調べる。 本年度は、1.ファイバーの選定、2.セラミック材料の検討を行った。これらの結果、フォトニック構造を構成可能な母材の検討が進んだ。H28年度には、これらの材料を用いて研究を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
材料の検討が進み、試験に向けた準備が整った。
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今後の研究の推進方策 |
準備を進めた材料を用いて、磁気光学効果の測定を行う。また磁気光学効果の波長や温度の依存性を調べ、研究を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
高性能な光学素子を効率よく購入するため、次年度に繰り越した。
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次年度使用額の使用計画 |
全額、光学素子の購入に充てる予定である。
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