本研究では,高速高次精度・非構造流体ソルバーのための技術確立に向けた研究を行った.圧縮性流体解析向けの流束再構築法を対象とし,以下の3つの技術確立を行った.1)移動変形格子上での保存則および一様流保持を満たす適切な保存メトリクスの評価方法を提案し実証した.2)運動エネルギの保存を近似的に満たす分割型の定式化を証明し,16次精度の超高次精度解析で計算が安定化することを実証した.3)キャッシュ・レジスタチューニングを行い,メモリアクセスを高速化することで,チューニング前から比較して2倍の速度を実現した.これらにより,高速高効率に解析できる非構造格子高次精度解析手法の基礎技術が開発できた
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