Youngsik Huh 氏(Hanyang University)とJung Hoon Lee 氏(Chonbuk National University)との共同研究として以下を示した。空間内の単位球体B内に適切に埋め込まれたn本の互いに交わらない単純弧の和集合をTとする。このとき対(B,T)をn弦タングルと呼ぶ。n弦タングル(B,T)がスティックタングルであるとは、Tが有限個の直線分の和集合であることとする。このときTの成分をt(1),t(2),・・・,t(n)とし、それぞれa(1)本,a(2)本,・・・,a(n)本の直線分からなり、数列a(1),a(2),・・・,a(n)は広義単調減少数列であるとする。このとき数列a(1),a(2),・・・,a(n)を(B,T)のオーダーと云うことにしてorder(B,T)=a(1),a(2),・・・,a(n)と記すことする。広義単調減少整数列a(1),a(2),・・・,a(n)がstick-tangle-order-trivial とは、order(B,T)=a(1),a(2),・・・,a(n)である任意のスティックタングル(B,T)がtrivial であることとする。そうでないときにstick-tangle-order-nontrivialと云うことにする。このとき以下の定理を示した。 定理 a(1),a(2),・・・,a(n)を広義単調減少整数列とする。このときa(1),a(2),・・・,a(n)がstick-tangle-order-nontrivial であるための必要十分条件は次の(1)から(5)までのどれかが成立することである。 (1)a(1)は5以上,(2)a(1)=4,a(2)は2以上,(3)a(1)=a(2)=3,(4)a(1)=3,a(2)=a(3)=2,(5)a(1)=a(2)=a(3)=a(4)=2.
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