微細な電極構造を持つマイクロパターンガス検出器(MPGD)を用いて中性子イメージングの開発を行った。MPGDの素材として、結晶化感光性ガラスPEG3Cおよびファネル構造を持つガラスキャピラリープレートを開発した。続いて中性子変換材として10Bが蒸着されたAl窓を用い、封じ切り型のMPGDを製作した。中性子と10Bの相互作用によりNe (90%) + CF4 (10%)混合ガス中に飛び出したα線または7Liの飛跡をCMOSカメラで撮像できる中性子イメージング検出器を試作し、X線および中性子源を用いて撮像試験を行った。またPHITSコードを用いて検出効率および位置分解能特性についての評価を行った。
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