研究課題
芳村・取出(2015)で示された、日記から得られる天気情報と強く相関する雲量を限られた地点でデータ同化すると、データ同化しないケースと比べて真値に近づいていること、および古天気情報を与えることで過去の日々スケールの短周期変動が拘束できるということについて、英文での論文にまとめ、"Feasibility Study of the Reconstruction of Historical Weather with Data Assimilation"というタイトルで、アメリカ気象学会のMonthly Weather Review誌に投稿した。さらに、古天気データ同化手法のさらなる改善に向けて、例えば無降水、日射量、降雪の有無などによって、どの程度モデルが拘束されるのかを調査した。その結果については、今後論文に取りまとめていく。また、本プロジェクトで開発した技術を用いることで、現在最長で130年間程度の大気再解析データを劇的に延長できる可能性があることが証明できたため、今後はこの研究をより発展させ、日本だけでなく世界各国の古文書解読を経た新たな古天気データの収集を含めた大掛かりな研究プロジェクトに展開していく。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 9件、 査読あり 11件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 7件、 招待講演 1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
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