研究課題/領域番号 |
15K13585
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
層位・古生物学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
岡崎 裕典 九州大学, 理学研究院, 准教授 (80426288)
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連携研究者 |
吉田 尚弘 東京工業大学, 物質理工学院・応用化学系, 教授 (60174942)
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研究協力者 |
谷崎 恭平 九州大学, 大学院理学府・地球惑星科学専攻
小野寺 丈尚太郎 海洋研究開発機構, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 日本海 / 最終氷期 / 海表面水温 / 海表面塩分 / 対馬暖流 |
研究成果の概要 |
大陸氷床発達に伴い海水準が低下した最終氷期に、日本海は閉鎖的な環境となり低温・低塩分化した。当時の海水温を定量的に復元するため、日本海若狭湾において海底堆積物試料を採取し、試料中に含まれる浮遊性有孔虫殻のクランプトアイソトープおよび珪質鞭毛藻群集組成分析を行った。クランプトアイソトープに関しては分析値の再現性向上に時間を要し実試料の分析が充分に行えなかった。珪質鞭毛藻群集記録についてモダンアナログ法を適用し、最終氷期の若狭湾の水温を5℃と見積もった。また、1万2千年前の水温復元値は14℃と現在と同程度となったことからこの時までに対馬暖流の流入が完全に再開していたことが示唆された。
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自由記述の分野 |
古海洋学
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