研究課題
挑戦的萌芽研究
架橋鎖の反転運動を縮環により凍結した第2世代の面不斉ピリジノファン触媒を新たに設計・合成し,ピリジン/ピリジニウムイリド触媒系による不斉シクロプロパン化反応を評価系として面不斉触媒としての機能性向上を検証した.その結果,特に炭素6員環縮環ピリジノファンが高エナンチオ選択的不斉シクロプロパン化に優れた触媒機能および不斉誘起能を有することを見いだした.また,複素5員環縮環触媒においては置換基の遠隔立体効果を利用することで6員環縮環触媒にせまる不斉触媒機能を引き出すことに成功した.
有機化学