マイクロ粒子表面で起こる反応を利用して、マイクロ粒子の物性を変化させ、それを超音波放射力によって計測した。マイクロ粒子上での反応に必要な物質量はわずかであり、それを物理量の変化として捉えれば新たな微量分析の開発が可能である。平均粒径4.4μmの単分散エポキシ粒子を調製し、表面にアビジン就職を行った。これとビオチン結合した金ナノ粒子を結合させることで、マイクロ粒子の密度を大きくした。この変化を超音波-重力複合場での浮揚位置として捉えた。これにより、zmolレベルの物質を計測できる新手法を確立した。
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