金ナノロッドの2量体の作製を行った。実験条件を細かく最適化し、金ナノロッドの2量体を高収率かつ再現性よく調製する条件を見出した。TEM観察によると約30 %の収率でナノロッド2量体が得られていることがわかった。さらに密度勾配遠心分離法によって2量体を分画した。ショ糖を用いたステップグラジエントによって、2量体が約70%である溶液の調製に成功した。 銀シェル金ナノロッド表面に多様な表面修飾を施すために、アセトニトリル・ジメチルスルホキシド・ジメチルホルムアミドに分散できる表面修飾法を開発し、機能性ペプチドの吸着によってもナノロッドが凝集しない表面修飾法を確立した。
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