研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究においては、(1) 超微粒子からなる大比表面積酸化鉄粒子の合成、(2) 環境負荷化学種である砒酸イオンの水溶液中での高吸着特性の達成、(3) 交流磁場印加による自発的発熱を利用した脱着促進による高効率回収の可能性調査を目的とした。結果、(1)と(2)は目標を達成し、高い比表面積、高い砒素吸着能を示す吸着材を得た。一方(3)においては、粒子内空隙内の滞留溶液に流れがなく、砒酸イオンが交流磁場で脱着しても外部に搬出されず、交流磁場印加の効果が脱着量促進に反映されない問題が明らかとなった。
物質科学