研究課題
挑戦的萌芽研究
触媒量のPdC存在下、エチレン雰囲気下でシクロヘキサノンとアルコールを作用させると、フェノールのアルキルエーテルが高収率で得られた。シクロヘキサノンの代わりにシクロへキセノンを基質に用いるとフェノールが高収率で得られた。さらに、同条件下、1,3-シクロヘキサジオンを反応させるとレゾルシノールのジアルキルエーテル体が得られ、さらに、炭酸カリウムを添加することにより、レゾルシノールが得られた。この方法を、抗酸化機能を持つポリフェノールの一種であるレスベラトロールの合成に適用することができた。
有機合成化学