|
固体電解質の革新電池への適用を目的として、高分子及び無機電解質の伝導機構を電気化学的手法および拡散測定によりこれを明確にした。
高分子固体電解質については、カチオン種を種々に変化させた際の伝導機構を熱物性及びイオン伝導性の観点から検討を行い、カチオン種に関わらず概ね高分子セグメントの緩和運動と共に伝導が発現するいわゆるカップリング系であることを見出した。
無機固体電解質については、バルク拡散のみならず、粒界における伝導障壁も確認する事ができ、双方の固体電解質の間での差異を明確にした。さらに、NMRイメージングにより、複数の固体電解質の伝導性能を同時かつ比較可能な形で得ることに成功した。
|
