研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、温度変化に応答して酸素を可逆に吸収放出する「酸素貯蔵材料」を高性能化し、革新的な酸素ガス製造技術への応用展開を目指した。具体的には、ブラウンミラーライト型Ca2AlMnO5+δに着目し、元素置換による動作温度の低温化と酸素吸収放出特性の向上を図った。主な成果は以下の通り。(1) CaサイトへのSr置換により、酸素貯蔵能を維持したまま酸素吸収放出温度の低温化に成功した。(2) Ca2AlMnO5+δおよびSr置換体における酸素吸収反応の律速過程を特定した。
材料化学・セラミックス・物性化学