研究課題
挑戦的萌芽研究
鉛フリーかつ透明な有機強誘電体 P(VDF/TrFE)と透明電極ITOとを組み合わせることで、可視光に対する透過性を有しながらも赤外線に応答する透明赤外線センサ素子の作製および高感度化を試みた。基板材を排除した焦電体自立膜では、センサ素子の熱容量化に伴ってセンサ感度が向上することを明らかとした。センサ感度の赤外線波長依存性、ITO膜厚依存性の解明に取り組み、ITO/P(VDF/TrFE)/ITOの構造最適化指針を得た。
有機強誘電体