本研究では,大面積微細周期構造形成を目的とし,微小パーツの作製とそれ含有する懸濁液を調製し,その滴下時の微小パーツの自己配列特性を評価した.微小パーツ材料にはポリジメチルシロキサンを用い,直径20μm,高さ10μmの六角柱微小パーツを作製した.作製した微小パーツは脱イオン水に分散し,懸濁液を調製した.ガラス基板表面の濡れ性を制御して,微小パーツ懸濁液を滴下したときの自己配列特性を評価した.微小パーツ懸濁液を10μL滴下したとき,親水化処理基板上では液滴が広がり,一部のみで自己配列が生じた.一方,疎水化処理基板上では,液滴が広がることなく揮発し,比較的大面積において最密充填配列に成功した.
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