本研究では,マイクロバブルDDSへの応用を目指し,マイクロバブル内包型ベシクルを効率よく作成,さらに超音波により,その位置を制御,膜を破壊する技術について,実験およびシミュレーションによる検討を行った.その結果,油水界面通過法の導入により,従来の静置水和法と比べ,格段に収率のよりマイクロバブル内包ベシクルの生成に成功し,さらに,実験より集束超音波によりベシクルの捕捉と膜の破壊を達成できる可能性を示すことに成功し,シミュレーションにより,効率よく膜の破壊を達成するための条件について調べ,ベシクル動かさずに膜破壊を達成していくための気泡サイズの条件などについて知見を得た.
|