研究課題
挑戦的萌芽研究
フェムト秒レーザーパルス(FSLP)が有する優れた特性(極短パルス、強干渉性、超高エネルギー密度、多光子吸収、広周波数帯域)をフルに利用して、蒸気タービン静翼に形成される水膜を高精度に計測する手法の原理を開発した。具体的には、FSLPを数百フェムト秒~数ピコ秒という極短の時間差を付けて2つのレーザーパルスに分岐し、第1パルスを先行パルス(先行して光路上の水分子に吸収される)、第2パルスをセンシングパルスとしてそのスペクトル領域での干渉強度を利用して水膜を計測する技術の原理を開発した。
流体工学