本研究では、バイオフィルムの形成促進のための生物学的手法に加えて、バイオフィルムの表面粗さと粘弾性の流体力学的評価を行うことで、抵抗低減壁面としてのバイオフィルムの可能性を吟味する。まず、バイオフィルムの流体力学的アプローチとして、バイオフィルム形成のノウハウを構築した。次に、光学電子顕微鏡を用いて、クリスタルバイオレット染色によるバイオフィルムの観察のためのノウハウを構築した。また、共焦点レーザー顕微鏡を用いて、透明な薄膜であるバイオフィルムの凹凸形状を観察した。バイオフィルムの効率的かつ大量生成手法については、今後の研究課題とする。
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