研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,高度な実験的検討により,鋼材の高機能化のために必要な高温鋼板の強水冷伝熱に関する基礎的・学術的な解明を進めた.水噴流岐点付近の高温面熱伝達特性測定のための実験装置を完成させた.さらに,水噴流実験測定を実施し,噴流岐点近傍の熱伝達測定を実施した.その結果,従来の鉄鋼冷却研究における熱伝達率を用いた当初の予測と伝熱特性が大きく異なった.高温固体面における熱伝達測定のためには,本実験用の伝熱ブロックと比して,桁違いの加熱量を必要とすることが明らかになり,更に新たな研究が必要である.
熱工学