研究課題
挑戦的萌芽研究
生体試料の拡散係数は試料のサイズ、高次構造、フォールディング状態や相互作用等によって変化するため、拡散係数を測定することでナノバイオ試料の構造状態や化学反応状態を分析することができる。本研究では、極微量のサンプルを高速でセンシング可能な小型拡散センサを開発することを目的として、(1)簡易な光導電膜の形成技術の開発、(2)高感度な検出を可能とする新しい濃縮技術の開発、(3)生体試料センシングを可能とするチャネル構造の提案を行い、POCT技術へ適用可能な知見を得るに至った。
ナノ・マイクロ熱工学