大気圧プラズマやパルスパワーを組み合わせて細胞に対するストレスを制御することで,菌類への処理効果を検討し,有益な菌類を選択的に成長させ,弁別,回収できるプロセスを構築するための基盤的な知見を得るため,波形重畳型パルスパワー電源を開発し,菌類に与える影響を調査した.その結果,パルス列の数に応じて大腸菌が増殖する場合があり,化合物などの影響については小さいことが明らかとなった.これらのことから大気圧プラズマやパルスパワーを組み合わせて菌類へ照射することで有益な菌類を選択的に成長させ,弁別,回収するための新たなプロセスを構築できる可能性を示唆した.
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