研究課題
挑戦的萌芽研究
菱面体晶(R相)反強磁性強誘電体BiFeO3結晶のFe位置へのGa置換による結晶系の変化を、新たに開発した有機前駆体法により常圧低温合成した粉体試料を用い詳細に調べた。その結果、R相はGa量0.1~0.2で擬正方晶(T相)に相転移すること、磁気秩序温度はT相では140 Kに低下し、R相ーT相転移により室温で磁気秩序は反強磁性から常磁性に変化することを明らかにした。また、電界印加が可能な焼結体をプラズマ焼結法により作製できることが示された。
電子物性工学