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本研究では、開発を進めている高精度Time-of-Flight(TOF)距離計測素子を光学印象採得への展開するために、これに関する基礎的な技術の確立を目指した。TOF法による光学印象採得では、同軸性による装置の小型化や多重反射による死角情報の取得により、従来のデバイスに比べ新たな付加価値を得ることができる。
光の利用効率の観点から検出器は２次元アレイ上であることが必須であり、これを実現する両極性ゲートのラテラル電界制御変調素子を開発した。また、多重反射成分の推測のための遅延調整回路を作製した。最小10ピコ秒ステップ、遅延範囲40ナノ秒をカバーできる遅延調整器を製作し、動作を確認した。
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