1.射影Reed-Muller符号の高速復号法が得られた(中島規博氏との共同研究).ガウス消去法を用いた復号化と比較して計算量のオーダーを下げることができた. 2.ユークリッド整域における剰余環上の誤り訂正符号について調べた.これは特別な場合として準巡回符号や整数符号を含む.それぞれの符号に対し被約生成行列を一意に定めることができることを示した.これは符号の構成や探索にとって有用である. 3.あるクラスの多値論理多項式に対する畳み込み定理を導出し,それらの間の積に対する高速計算法を確立した.その際用いられる離散フーリエ変換が,アフィン多様体符号の復号化で用いるものの転置になっていることを示した.
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