①AEパラメータ解析によるクラック分類法:最終破壊に向けて平均周波数の低下とRA値の上昇が明らかになり,確定論的な破壊予知の可能性を確認した。②地震の断層破壊過程へのSiGMA解析:せん断亀裂により破壊する鉄筋コンクリート梁のSiGMA解析を行って,断層形成機構における初期引張クラックの発生を確認した。③時間依存性破壊における提案手法の有効性:実際に交通荷重下のコンクリート構造物でのAE計測にクラック分類法を適用し,補修時期の判定を行った。④フィージビリティスタディの総括:確定論的な破壊予知法の確立に関連して,コンクリート構造物の最終破壊および補修の評価のためのインフラドック検査を提案した。
|