日本の少子高齢化は非常にはやい速度で進展しており,高齢者人口の増加と労働人口の減少により,我が国の医療費は増加の一途をたどっている.このまま医療費が増加し、国民が納めてる保険料が減少すれば、収支のバランスが崩れ,日本の医療保険制度の維持ができなくなる. そこで,本研究では,国保データベース(KDB)を用いて,医療費を押し上げている疾患を明らかにする。また、疾患別の患者の分布を分析し、地域特性を明らかにする.さらに,病院,交通網,バス停,産業人口などが疾患の発症率に与える影響の評価を行い,病院やバス停などの適正な配置を明らかにする.
|