本研究は現代社会において不可欠な知的資源や活動が集積する公立図書館や学校の先進事例に着目し、公共施設が地域の課題やニーズに対応した活動やサービス提供のハブとなるために必要となる公共空間としての特性を考察した。具体的には、海外事例としてロンドン市タワー・ハムレッツ区立図書館「アイデア・ストア」とボローニャ市立図書館「サラボルサ図書館」を都市政策や都市計画、建築計画、提供サービスやプログラム等の観点から分析し、国内事例として市域レベルのハブとして公共図書館と地域コミュニティ・レベルのハブとしてコミュニティ・スクール(CS)で公民館と複合している事例を分析し、考察を行った。
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