研究実績の概要 |
H28年度は、①国際学会でのポスター発表、②イギリスの病院の現地調査およびヒアリング調査、③研究成果の公表、④研究に必要な人脈づくりが実現でき、おおよそ当初の目的を達成できた。以下に詳細を記す: ①以下の内容を国際学会でポスター発表した:Junko ABE-KUDO, Interior elements required to relax users of family houses in Japan, European Healthcare Design 2016, 27-28 June, Royal College of Physicians, London この国際学会ではイギリスを中心にこの領域の欧州の関心のあるところと見学すべき最新の事例等を学ぶことができた。 ②欧州もしくは世界的に著名なこども病院(ロンドンのGreat Ormond Street Children's Hospital, Evelina Children's Hospital, リバプールのAlder-Hey Children's Hospital)およびホスピタルアートを積極的に導入している病院(ロンドンのRoyal London HospitalとChelsea and Westminster Hospital)、患者や患者家族のための施設(リバプールのRonald MacDonald's House と Maggie's Centre Liverpool)の見学および関係者へのヒアリング調査を行った。 ③第17回こどもの療養環境研究会(2016年6月12日)、第200回東海病院管理学研究会(2016年12月3日)、名古屋SMBCパーク栄セミナー(2017年3月8日)にて研究成果を講演した。また、H27年度に実施した日本の小児科病棟へのアンケート調査の結果の一部を2017年3月にウェブサイトで公開した。 ④日・英・仏の斯界の研究者・設計者と学会、調査、通訳業務を通じて多数知り合った。また調査を通じて知遇を得た病院の看護部と共同研究も始まった。
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