研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では光学フォノンに起因した超伝導が発現すると予測されているペロブスカイト型水素化物の探索を高圧合成によって行い、新規に合成された水素化物の磁気特性を調査することで新しい超伝導材料の可能性を調査するものである。Pd-50LiHの組成において、水素源を用いて5 GPa、873 Kの合成条件条件で正方晶系 (空間群 I41/amd (No. 141)の結晶構造を有する新規水素化物が初めて得られた。この水素化物は、常温常圧下で安定な水素化物として最高のキュリー温度Tc=4Kを示した。
機能性材料学