研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、酸化物ナノシートをベースに高次メタマテリアルの開発を行った。計算科学の援用により、ナノシート超周期構造体の電磁場応答を検討し、メタマテリアルの最適構造の設計を進めた。この知見に基づき、室温・溶液プロセスを用いた積層集積により、誘電率、透磁率の人工的変調構造を構築した。特異な応答は、金属/誘電体/金属ナノシート超格子(RuO2/Ca2Nb3O10/RuO2)で確認され、近赤外光領域で負の屈折率を示すメタマテリアルとして機能することを見出した。
ナノ材料科学