樹脂と金属との異材接合は、低炭素社会の移動体の軽量化における取り組むべき課題である。本研究では、現在の接着剤や機械的締結以外の、“第三の接合法が本当に存在するのか”との研究課題に挑戦する。研究代表者らは接着剤等の介在物を使用せず、樹脂と金属とをレーザ直接接合できることを見出した。そこで、低炭素社会で要請のある熱可塑性エンジニアリングプラスチックに対し、金属とレーザ直接異材接合を行い、接合界面に対し、原子レベルの構造解析および量子力学に基づく電子軌道計算を行った。得られた結果から、“本異材接合機構に何が重要であるのか”を明らかにし、レーザ直接異材接合法が第三の接合法として成りえるかを明確にした
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