高圧巨大ひずみ(HPT)加工を利用してMg系合金に大量ひずみを導入し、結晶粒をナノ結晶化し、水素圧力組成等温測定装置にて水素吸脱特性を評価した。X線回折や透過電子顕微鏡を用いて組織観察や構造解析を行い、水素吸脱特性との相関を調べた。Mg2NiではHPT加工試料やその後の焼鈍試料で423 Kの温度でも3.3wt%の水素を初期活性化なしで吸蔵した。また、MgZrは室温で吸蔵速度が速くなることを確認した。さらに、水素との親和力もとに、Mg4NiPdとMg4NiSnをHPT加工で原子オーダでの混合を図り水素吸脱特性を評価した。 室温付近の短時間の反応で水素が吸蔵できることを確認した。
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