研究成果の概要 |
ロケット燃焼に対するOH-平面レーザー誘起蛍光計測を実現するため,高エネルギーOH(2,0) バンド励起計測手法を開発した.本励起手法を利用することで, 高強度なOH(0,0)バンド自発光の干渉を排除しOH(2,1)バンド蛍光を取得可能であり,世界的にも希少な最高5.9 MPaにおけるH2/O2噴流拡散火炎の2次元瞬時OH分布取得に成功した.さらに計測定量化を目的とし,高圧高温燃焼条件に対応する計測較正用バーナの開発を行った.最高0.49 MPaにおいて火炎温度が2900 K程度に達するCH4/O2/N2層流火炎の安定化に成功し,計測較正バーナの設計要件を満たすことが示された.
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