複眼の視覚処理システムに基づき,飛行体の自律航行を可能にする工学システムについて研究した.このシステムは,オプティックフローを広範囲に統合するで,小型・軽量・低計算量で,しかも環境にロバストな運動推定を可能にする.理論と工学システムとの違いを考慮し,オプティックフローを得るカメラの個数や配置/向き,またフローの統合方法について,計算機シミュレーションと実験の両面から研究した.オプティックフローを得るためのセンサボードのプログラムについても研究した.さらに,他のセンサと組み合わせる場合や,障害物の検知のための物体までの距離推定法についても研究した.
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