研究目的は超薄型の小型から大型の直流高効率プラズマジェットアレイの構築ならびに高性能化の実現のための重要な要素の追求である.第一にマイクロプラズマジェトアレイの試作および作動実験を行い,超薄型ノズル要素のマルチ化により小型推進機はもとより,大型推進機としても適用可能であることおよび推進性能が同サイズの単一ノズルよりも高性能となる点を実証した.第二に新たな微小ノズル要素の最有力候補としてファイバ先端熱源を用いた新型レーザ加熱マイクロプラズマジェトの試作および作動実験を行った.最後に低電力プラズマ源に必須の化学エネルギー援用を目指し,新しい安全な液体推進剤の開発を行い,複数の有力候補を抽出した.
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