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2015 年度 実施状況報告書

次世代海上通信システムVDESの通信量評価とVDESシミュレータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K14269
研究機関大手前大学

研究代表者

畑 耕治郎  大手前大学, 現代社会学部, 准教授 (50460986)

研究分担者 長谷川 和彦  大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60106804)
丹羽 量久  長崎大学, 学内共同利用施設等, 教授 (90448499)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードVDES / AIS / 海上交通システム / シミュレーター
研究実績の概要

現在,国際航路標識協会において次世代AIS(自動船舶識別装置)と云われるVDES (VHF Data Exchange System)の技術仕様が策定されようとしている.このVDES技術仕様の中でも特にアクセス方式(スロット割当方式)については,VDESに予定されている周波数帯の問題からAISなど既存の海上通信システムへの阻害が危惧されており,アクセス方式(スロット割当方式)の最適化を図るべき技術仕様の策定が急務となっている.
本研究では,この課題についてVDESシミュレータを開発し,世界に先駆けてVDESの最適な技術仕様を提案することを本研究の目的としている.今年度はVDESシミュレータを開発し,東京湾をサンプルとしたVDESデータ通信状況の可視化を試みた.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度は研究協力者である古野電気株式会社を交えながらVDESシステムに関する勉強会を定期的に開催してきた。また、研究計画で示したVDESシミュレーターのシステム開発は予定どおり進めており、シミュレーション結果を検証しながら通信方式の仕様について幾度も検討を重ねている最中である。VDESシステムを用いた通信量評価については形成的評価は行っているが本格的な通信量の評価は通信方式の仕様をさらに精査してから実施する予定である。

今後の研究の推進方策

現在、開発を進めているVDESシミュレーターの通信方式の仕様をさらに精査し、完成度を高めるとともに東京湾をモデルとした通信量評価に取り組む。また、評価結果は学会などで発表することを計画している。

次年度使用額が生じた理由

VDESシミュレーターに実装する通信方式の仕様の精査を重ねている最中であり、今年度は本格的な通信量評価は行わなかった。シミュレーションで用いる計算サーバー機器の購入を延期することとしたため、その予算を次年度に繰り越すこととした。

次年度使用額の使用計画

予定通り計算サーバーの機器を購入し、本格的な通信量評価の実施にあたる予定である。

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公開日: 2017-01-06  

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