磁化プラズマにおける乱流揺動の波数スペクトルの時間発展を観測するために、マイクロ波周波数コムを用いた散乱計測を開発し、九州大学の直線乱流プラズマ装置の密度揺動計測に適用した。本研究では波数領域の多チャンネル化を従来のフィルターバンク方式ではなく、超高速ディジタルストレージオシロスコープによる信号取得とディジタルフーリエ変換を組み合わせて実現した。本手法により、波数分解した散乱波の時間発展を観測することに成功した。今後、散乱計、干渉計、反射計等の種々のプラズマのマイクロ波診断技術に本研究の成果が適用されることが期待される
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