原子力発電所が発災した場合の緊急時放射線モニタリングのバックアップシステムとして、船舶を活用したシステムの提案に関するフィージビリティスタディを行った。 まず、練習船を有する商船系大学・高専及び水産系学部にこのプロジェクトへ参画して頂くべくネットワーク作りを行った。また、深江丸関係者対象のレクチャー試行の結果、放射線研修プログラムの効果を検証できた。次に、船舶の放射線防護対策については、プルーム中放射能と船内線量率分布の定量的な関係を評価した。これは本研究課題の大きな成果のひとつである。最後に、船舶への搭載という条件を考慮した放射線測定器の選定を完了した。
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