筋特異的E3ユビキチンリガーゼであるMuRF-1の発現をコントロールする薬剤を見つけるため、ゼブラフィッシュmurf1プロモーター領域を明らかにし、その遺伝子配列を組み込んだEGFP発現ベクターを用いて、murf1トランスジェニックゼブラフィッシュを作製することに成功した。これらの個体を野生型と交配し次世代を作製、その個体群から、骨格筋、心筋特異的にEGFPシグナルが観察される個体、つまりEGFPシグナルにより間接的にmurf1の発現が観察される個体が得られた。 これらを用いたmurf1発現制御物質のスクリーニングの結果、ゼブラフィッシュmurf1遺伝子発現を制御する複数の薬剤候補が得られた。
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