研究課題
1)研究項目1:SmartFlareを用いた未分化な多能性幹細胞における標識条件の最適化未分化なマウスES細胞のGapdh mRNAを可視化するための最適条件を見出すことを目標として実験を行った。具体的には、Gapdh mRNAに対するSmartFlareオリゴを、マウスES細胞の培養液に添加し、培養し、経時観察したところ、コントロール mRNAに対するSmartFlareオリゴを添加した群と比較して、有意にシグナルが強い濃度を見出すことが出来た。2)研究項目2: SmartFlareを用いた多能性幹細胞の亜集団の解析先行研究から、未分化なマウス多能性幹細胞にはRex1、Stella、CD31が不均一に発現し、それらの遺伝子が発現している画分のみが、キメラ貢献能を示す事が判明している。そこで、(1)の研究から見出された最適条件下で、マウスESあるいはiPS細胞をRex1 mRNA SmartFlareとコントロール mRNAに対するSmartFlareオリゴと培養し、Rex1陽性画分をソートし、Rex1陽性画分を得ることが出来た。
2: おおむね順調に進展している
1)研究項目1:SmartFlareを用いた未分化な多能性幹細胞における標識条件の最適化既に、Gapdh mRNAに対するSmartFlareオリゴを、マウスES細胞の培養液に添加し、培養し、経時観察したところ、コントロール mRNAに対するSmartFlareオリゴを添加した群と比較して、有意にシグナルが強い濃度を見出すことが出来たため。2)研究項目2: SmartFlareを用いた多能性幹細胞の亜集団の解析(1)の研究から見出された最適条件下で、マウスESあるいはiPS細胞をRex1 mRNA SmartFlareとコントロール mRNAに対するSmartFlareオリゴと培養し、Rex1陽性画分をソートし、Rex1陽性画分を得ることが出来たため。以上の点から、おおむね順調に進展していると考えられる。
2)研究項目2: SmartFlareを用いた多能性幹細胞の亜集団の解析今後、Rex1陽性画分をソートし、マウス胚盤胞に移入し、13日胚で解剖し、キメラ率(生殖隆起への貢献能も評価)を評価することで、先行研究に一致した結果が得られているかどうか評価する。
すべて 2015 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件) 備考 (1件)
Stem Cells.
巻: 33 ページ: 713-725
10.1002/stem.1893.
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http://lab.rcals.jp