研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究目的は、外来性幹細胞が生殖細胞に寄与しない胚盤胞補完法を開発し、in vivoでヒト化膵臓マウスを用いた糖尿病モデル開発へ応用することがゴールである。先ずGFPを発現するマウスES細胞をゲノム編集により、生殖細胞の分化に関わるPrdm14遺伝子をノックアウト(KO)(Prdm14KO-ES細胞)し、胚盤胞へ注入した。その結果、作成されたキメラマウスは雌雄ともに不妊であり、生殖細胞でGFPは検出されず、Prdm14KO-ES細胞は生殖細胞に寄与しなかったと思われた。これによりヒトと動物の集合胚での倫理的懸案事項の1つである外来性幹細胞の生殖細胞への分化を解決することができると思われた。
実験動物学