癌微小環境の正常化による新規癌治療法の開発

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K14385
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 腫瘍生物学
• 研究機関: 順天堂大学
• 研究代表者: 折茂 彰 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70275866)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 癌微小環境 / ＣＡＦｓ / エピゲノム変異 / 乳癌

研究成果の概要

癌塊中に多数存在する癌内線維芽細胞（Carcinoma-associated fibroblasts: CAFs）は活性化した筋線維芽細胞集団より形成され、癌進展を促進することが知られている。それ故、CAFsは癌治療の標的として考慮されるが、具体的な標的分子は知られていない。本研究ではヒストン脱アセチル化酵素阻害剤HDAC inhibitorがCAFsを不活性化することにより癌進展を抑制する可能性を示唆した。

自由記述の分野

癌生物学